連日寒い日が続いてますが、風邪とかひいてないですか?
今週末は晴れそうなのでツーリングの計画を立てている方も多いのでは?
かくゆうワタシも日曜日はツーリングに行く予定ですヾ(*´∀`*)ノ
愛車のNINJA650Rも久しく出動していなかったので、ヘソ曲げてないか心配な
ヘルメット担当ヤマシタです

さてさて、今回はヘルメットのアゴ紐について。
ヘルメットのアゴ紐ってとっても重要なモノであることは、みなさんご存知だとは思いますが、以外と正しく装着できていない方が多いようです。
街中でたまに「プラーン」とぶら下がったまんまのオニイサンとかいますが・・・。
アレはもはや自殺行為です

ちなみに、ある年のバイク事故での死亡者数が44名ほどいたそうなんですが、その中で1/3の方はヘルメットを被っていたにもかかわらず、ヘルメットが脱げてしまい死亡していたそうです。
ヘルメットを被っていても、アゴ紐と締め方が良くなくて、いざという時にヘルメットが脱げてしまっては本末転倒(゚д゚lll)
車で言うなら、エアバックが、シートベルトを締めていていないとその効果が発揮できないことに、似ているかもしれないですね。
まずはアゴ紐の種類を見て行きましょう。
これはワンタッチ式のプッシュリリースタイプ 赤いスイッチを押すとバックルが外れます。
これはワンタッチ式のスライドリリースタイプ 赤いレバーを引くとバックルが外れます。
これはワンタッチ式のラチェットタイプ 赤いレバーを引くとバックルが外れます。
最近1番多いタイプですね。
で、これがDリングタイプ。付けるのがめんどくさいからキライ・ニガテと言う方が多いですね〜[+д+]/ ムリダーヨ
でもこのDリングタイプが一番安全性が高いというのを知らない方も多いのでは?
バックルタイプでも当然、ヘルメットの安全基準をクリアしたものを使っていますが、安全マージンがDリングタイプのほうが高いんだそうです。
そこで、ニガテな方も多いDリングタイプのアゴ紐の取り付け方を説明します。
これがフリーな状態。
まずはアゴ紐をDリング2個とも
通します。
次に、赤いタグが付いた方のDリングに
アゴ紐を通します。
そしてここが肝心

この時、写真のように、アゴ紐とアゴ(写真ではスポンジですが)の間に人差し指一本入るくらいで締める
のがいいんです。
あとは右のアゴ紐の先にある赤いボタンを、右側のアゴ紐の根元の赤いボタンへ
パチンとつけて完了

ワンタッチ式の場合、ベルト留めがあるので余った分はそこで固定します。
こうなると余ったアゴ紐が風でばたついて痛いですよ(>_<)
ワンタッチタイプでのアゴ紐の長さ調整はベルト留めを移動させることでできます。
この位置ではアゴとの空間は狭いですが
真ん中側へ移動することで
広くなります。
ただし、アゴ紐の先端はアゴ紐留めの近くで固定していないと長さは変わりません。
ワンタッチタイプもDリングと同じく、締めた時に人差し指が1本入るくらいの強さになるように、長さを調節しましょう。
もし、このすき間が緩かった場合、事故の衝撃によりヘルメットが脱げそうになった時、想像以上の力がアゴ紐からアゴにかかり首を痛めたり、最悪アゴ紐が切れて脱げてしまうこともあるそうです。
逆にピッタリ締めてしまうと、「苦しいから」なのは言わなくても分かることですね。
ワンタッチタイプでもDリングタイプでも、さらに言えば、ン万円の最上級フルフェイスであろうと1000円の半キャップであろうと、アゴ紐をしっかり正しい締め方をしていないと、最悪の状況になりえると言うことです。
このアゴ紐のことについては、アライさんで受けた講習でも強く言われたことでした。
いくら安全性の高いヘルメットを作っても、被るライダーが正しい被り方をしないと、その高い安全性能を発揮できない。助かったはずの命が失われるのは、非常に悲しいことだとおっしゃっていました。
アゴ紐ひとつで助かる命。しっかり締めていきましょう
